ワークショップ2024夏 第4回のまとめ

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《YMSA発声・歌唱ワークショップ 第4回のまとめ》

【ワークショップメニュー】

 

■ストレッチ 15分
これまでのストレッチ(第1回参照)に加え、呼吸筋のストレッチを行いました。

 →息をこれ以上吐けないところから、さらに3回吐く

 →息をこれ以上吸えないところから、さらに3回吸う

 

勢いをつけすぎないよう注意が必要です

※あくまで例ですので、ご自身で役に立つストレッチを見つけましょう。声を出したいからと喉の周りだけストレッチをやっても効果はあまりありません。血液は太い血管から細い血管へと伝わっていきます。体全体がポカポカするように、方法を考えましょう。

 

■ブレストレーニング 15分
これまでと同じですので詳細はこちらをご参照ください。

 ※「息が思い通りでない」ということは「声が思い通りでない」ということです(ベルヌーイの定理より)。

 

■脳のトレーニング 10分
※これまでと同じ内容は第1回第2回第3回をご参照ください。

 

・ずれて文字書き

 「あ」と言いながら「い」を空中で書き、「い」と言いながら「う」を書き、と一つずれた文字を書いていきます(その逆「い」と言いながら「あ」と書く、「う」と言いながら「い」を書く、もやりました)。
歌では前もっての準備が大変重要です。今行っていることと違うことを考えることがスムーズになることを目指します。

 

・早口言葉

 バスガス爆発 → バスが"酢爆発"のように考えると発音しやすくなるかもしれません

 パン壁… → 壁パンと思うと発音しやすくなるかもしれません

 このように、頭で思うこと一つでやりやすさが変わることがしばしばあります。何か困難に直面したら、視点を変えてみるのもおすすめです。

 

 

■発声 15分

・このワークショップでのキーポイントは4つ

①息の通り方

②息の通り道

③声門閉鎖

④脱力

 

・今回のテーマは④脱力

 ①②③については、これまでのまとめをご参照ください。

 

力が入っていることに慣れている方は、力が入っていることに気付きにくいですので、「力が入ると反応をしてしまうところ」を見つけることが重要です。今回のワークショップでは以下の2点に絞って説明いたしました。

 

①顎の下(オトガイ舌骨筋、顎舌骨筋あたり)が硬くならないようにする

 ※オトガイ舌骨筋→ https://www.kinken.org/k10440.html

 ※顎舌骨筋→ https://www.kinken.org/k10430.html

オトガイ舌骨筋の下に指を当て、強く「ラ、ラ、ラ」と発音をすると、指を押し返すように筋肉が働きます。舌先を上顎に強く押せば押すほどその力は強くなります。これにより、圧力のかかっている場所と、使っている筋肉の場所が違うことが理解できます。オトガイ舌骨筋の辺りが硬くならないように歌うことができれば不要な力をかなり無くせたことになります。

 

②舌先を唇で挟みながら「メン・メン・メン」と「マ行」で発声します

音程が高くなってきたり、音が大きく動くと、唇で挟んでいる舌が口の中に入ろうとします。

これが不要な力です。舌を無理やり前に出そうとするのではなく、舌が奥に行こうとする力を無くすことを目標にしましょう。

 

 

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■歌唱 60分

 

・音が低いところでは、より言葉を丁寧に発しましょう。

 例)地球の「ち」、君をの「き」、輝くの「か」、煌めくの「き」

 

・日本語の文字は「母音」と「子音」でできています。

 例)ぽ → PO ※"P"を早めに発音して、"O"がタイミングに合うように発音すると言葉が聞き取りやすくなります。

 

最初の一回が非常に大切です。どのように準備をすれば、どのような結果になるか、毎回一回目を大切にしましょう。

 

・「君をのせて」の最後はクレッシェンドしながら終えましょう。伸ばしているうちに声が痩せていかないよう注意です。

 

 

【ご自宅では…】

 本番に向けて、よく休んでいい気分でお過ごしください。声は感情に大きく影響を受けます。楽しい気持ちで準備をし、万全の体調で臨みましょう。

 

【その他】

・チケットの販売にご協力ください。ワークショップ参加の皆様にはご招待券を一人一枚進呈します。ご希望の方はお申し出ください。

 

・11:00ごろからステージでリハーサルをします。10:30以降に客席にてお待ちください。

 

・皆さんの楽屋は上の階の広い部屋です。貴重品はご自身で管理していただきますが、楽屋はそれ以外の荷物置き、食事場所としてご利用ください。

 

・出演者人数分のお弁当をご用意します。

・ご質問などがあればメールでも直接でもお知らせください。ワークショップ内、または、メールにてお答えいたします。