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《YMSA発声・歌唱ワークショップ 第2回のまとめ》
【ワークショップメニュー】
■ストレッチ 15分
(前回と同じ内容はこちらをご参照ください)
・バンザイ〜膝上げ:バンザイから膝と肘を近づけるのをリズム良く交互に
※動的ストレッチはリズム良く行いましょう
ご自身で役に立つストレッチを見つけましょう。声を出したいからと喉の周りだけストレッチをやっても効果はあまりありません。血液は太い血管から細い血管へと伝わっていきます。体全体がポカポカするように、方法を考えましょう。
■ブレストレーニング 15分
(前回と同じですので、こちらをご参照ください)
※声を出さないリップロールもおすすめですが、喉の渇きにご注意ください
※「息が思い通りでない」ということは「声が思い通りでない」ということです(ベルヌーイの定理より)。ベルヌーイの定理については面白い動画がありますので、ぜひみてみてください。
▶︎参考動画 https://www.youtube.com/watch?v=6APNDuW5WaM
■脳のトレーニング 10分
(前回と同じ内容は、こちらをご参照ください)
・あっちかな、こっちかな
→右手は小指、左手は親指を出し、リズムよく出している右手は親指、左手は小指を出す、を繰り返します。歌を歌いながらできますか?うまくいくときは頭がどのような状態でしょうか?
・叩く、こする
→右手をパーにし、太ももをこすり、同時に左手をグーにし、太ももを叩きます。「ハイ」という合図で、それを逆にします。
■発声 20分
・このワークショップでのキーポイントは4つ
①息の通り方
②息の通り道
③次回
④次々回
・今回のテーマは②息の通り道
①については前回の内容をご参照ください。
リップロールの息を身につけることで「邪魔しない声」「高音まで無理のない声」「痩せない声」が身についていきます。しかし、それだけでは足りません。外に出た声がいい音色である必要があります。いい音色を使うためには「鼻の空間がふさがっていない」ということが重要ですが、以下の方法で確認ができます。
❶リップロールで声を出す(これが全ての基準になります)
❷口を大きく開けたハミングで、直前のリップロールと同じような息が鼻を通っているかを確認する
※鼻炎の方、鼻腔が狭い方は無理をされませんようお願いします
❸口を大きく開けたハミングから「(今回は)ア」の母音に切り替える(結果的に鼻濁音の「んが」という発音になります)
※上方向に舌と口蓋を離すつもりで。また、舌が奥に行かないように注意
※同じ練習を「ア・イ・ウ・エ・オ」全ての母音でできます
❹鼻の下に指を置き、ハミングから「んが」と発音するときまで、同じように温かい鼻息が当たるかを確認する
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■歌唱 50分
(前回の内容は、こちらをご参照ください)
・コンパス・オブ・ユア・ハートの出だしの所のように、素早い上行音形は、高い音が出せる息の状態で、最初の音を歌い始めなければなりません。リップロールで練習すると、上るときに喉がしまりにくくなります。
・音域が低くて声が出しにくいところは、高い音に向かっていくつもりで、言葉を時間をかけて丁寧に発音しましょう。
・高音で声が出しにくいところは「リップロール→んが→あ→歌詞」という段階を追って練習すると効果的です(リップロールの息が変わらないことが大事です)。
・特に、ハイホーのように高い音を伸ばすときは、知らないうちに息が減って喉がしまりやすいです。リップロールを使って丹念に練習しましょう。
【ご自宅では…】
・音とは関係なくリズムで歌詞を読む、ということはとても重要です。慣れないうちは難しいですが、目で追う事にとらわれず、口をしっかり動かし、筋肉の動きで覚えられるようにしましょう。
・声に関してはリップロールの練習を中心に可能なことを無理なく行っていただけるといいと思います。
・そして、オリジナルの音楽を何度も聞き直してみてください。それによって今後のトレーニングがスムーズに進みますので、毎日少しずつ挑戦してみてください。
【その他】
・以前のワークショップに参加された方は、違うバージョンのハイホーをお持ちかもしれません。今回お配りした楽譜で演奏しますので、どうぞご確認をお願いします。
・コンサート中、客席の皆様にもワークショップを行いますが、曲目は「美女と野獣」「情熱大陸」「スーパーカリフラジリスティックエクスピアリドーシャス」「小さな世界」です。ぜひ一緒にお願いします。
・チケットの販売にご協力ください。ワークショップ参加の皆様にはご招待券を一人一枚進呈します。ご希望の方はお申し出ください。
・ご質問などがあればメールでも直接でもお知らせください。ワークショップ内、または、メールにてお答えいたします。
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