ワークショップ2024夏 第1回のまとめ

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《YMSA発声・歌唱ワークショップ 第1回のまとめ》

【ワークショップメニュー】

 

■ストレッチ 15分

  →なぜストレッチから行うのか
    発声はスポーツと同じで、筋肉を常に反応しやすい状態にするため
・体のひねり:足を広げ膝を曲げ、両手で膝を内側から押しながら肩を内側に入れる
・肩のストレッチ:肩を前、上、後ろで伸ばす
・首のストレッチ:首を横に倒す、首を抑え斜めに倒す、首を回す
・顎を落として口を大きく広げる

※顎関節症に注意、顎先が首に近づかないように

・口を大きく広げて、口角を〈外側⇄内側〉に

・舌を口の中で回す
   →舌先ができるだけゆっくり、遠くを回るように

※ストレッチの最中は呼吸を止めないことが重要です

※ストレッチの順番は体の中心から、歌うために重要な小さな筋肉に近づいていくことが大事です

 

■ブレストレーニング 15

→なぜブレストレーニングが必要なのか

声を出すのに最も重要なのは、息が自在に操れること
逆に言えば、息が思い通りに使えないということは思い通りの声が出ない、ということです
 

 〜ブレストレは過呼吸によりふらつく可能性があるので、座って行うなど十分に注意してください

 

・スッ・スッ・スー:リズムよく行い、体の中でブレーキがかからないようチェック!

・息を4拍、8拍、12拍で伸ばす:息の強さが一定で、それぞれの長さでちょうど息を使い切ることを目指す

・クレッシェンド、デクレッシェンド:息がブレることなく徐々に大きく(小さく)なることを目指す

・リップロール(唇をブルブルと震わせる):唇が乾いているときは振動が起こりにくい

※息が減ってしまうところでリップロールは止まってしまいます

※顎の力を抜くため、一定の息を送るために最も重要なトレーニングの一つです

 

■脳のトレーニング 15分

→なぜ脳のトレーニングが必要なのか

歌を歌うには、同時にたくさんのことを処理できることが重要です

一つ一つは簡単、でも同時に行うのは難しい。うまくいっている時はどんな頭の状態かを探していきましょう

・グーチョキパー:常に右手(左手)を勝つようにリズムよく変える

・三角形、四角形:右手で三角形、左手で四角形をリズムよくつくる

・後出しジャンケン:「ジャンケンポンポン」のリズムから遅れないように、思考を止めないことが重要です

  ・手足広げジャンプ:腕は開・閉、開・閉…、足は開・開・閉、開・開・閉…のリズムで

 

■発声 20分
・このワークショップでのキーポイントは4つ

①息の通り方

②次回

③次

④次々

・今回のテーマは①息の通り方

→リップロールで息の通り方を確認

 →息の通り方を確認し、体の中のブレーキを取り去る練習

※リップロールはとても有用ですが、声帯が乾きやすい、そして、息が全て口から出てしまうという欠点もあり
  

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 ■歌唱 40分

・リップロールなどを利用し、まずはブレーキのかからない声を目指しましょう

※声が出しにくいところがあったら…

①リップロールで練習 ②「あいうえお」の母音だけで練習 ③歌詞で歌う

という順序が効果的です

・6種類の「ん」

「ん」は一例ですが、息を出しにくい言葉があります。発音について考えると方法が見えてくるかも?!

・前奏や間奏など歌っていない時の表情も大切です

・楽譜を見る時の顔の向きなどでも、息や声をブロックします。いつもいい状態を探しましょう。

・細かい点については次回から確認して行きます。まずは楽譜のどこを歌うのか整理しましょう。

    ▶︎わかりにくい所があれば、いつでもお尋ねください。

 

 

【ご自宅では…】

声に関してはリップロールの練習を中心に可能なことを無理なく行っていただけるといいと思います。そして、Youtube等でオリジナルの音楽を何度も聞き直してみてください。それによって今後のトレーニングがスムーズに進みますので、毎日少しずつ挑戦してみてください。
(このページの下部に動画を掲載いたします)

 

【その他】

・以前のワークショップに参加された方は、違うバージョンのハイホーをお持ちかもしれません。今回お配りした楽譜で演奏しますので、どうぞご確認をお願いします。

アンコールに「小さな世界」を歌う可能性があります。

・チケットの販売にご協力ください。

・ご質問などがあればメールでも直接でもお知らせください。ワークショップ内、または、メールにてお答えいたします。